遥かなる家路――2005夏新潟帰省記録――

乗車636.4キロ

中津川11:56→塩尻13:43(中央西線 1831M 313系2連 ワンマン)

中津川では約20分の待ち時間。今乗ってきた電車の分割作業がされていた。
とりあえずホームの上にある時刻表を見ると次に乗る電車がワンマンだということがわかった。 それを確認して停止目標からだいたいのドアの位置を予測しその付近で座っておく。

ホームでは2箇所で駅弁の立ち売りが行われていた。

長野行きの特急しなの9号が発車のあと松本行きの普通電車が入線する旨の構内放送が流れてしばらくすると しなの9号到着。ほとんどの乗降が無いまま長野へ向けて走り去っていった。

放送の通り、しなのが走り去ったあとに松本行きの普通電車が到着。またまた313系、今度は2連のワンマン仕様。 扉が開くと一気に乗客がなだれ込む。私は2両目の一番後ろの扉から乗車。大半の人が1両目に乗り込んでいった ものだから楽々ボックス席に。

発車の少し前になると車内の席はほとんど埋まった状況。立ち客も何人かがいる状態で。中津川定発。 車内には木曽観光に来たのだろうか数名の外国人グループがいた。
いやぁ、特急使わないのですね。

先ほどのセントラルライナーと比べればゆっくりと進んでいるのは普通電車なんで当たり前ですが、 駅間が長いためか速度はそれなりに出ている様子。
車窓は木曽川の流れや、緑の山なみが見えたりと眺めていて楽しい。それなりの山岳路線なんですが 新しい車だけあってか、それほど必死になって走っている感じはしなかった。

木曽福島のひとつ手前上松で外国人グループ客が下車。特急が停車しない駅だから普通電車使いますわな、そりゃ
やはり、木曽福島ではけっこうな数の乗客が入れ替わり。

木曽福島を過ぎるとさすがに少々しんどくなってきた。駅の近くには住宅がいくらか固まって建っているのだけれども どうしてそんな崖をわざわざ造るのかなぁと思ってしまうような建てられ方をしている住宅がけっこうあるのはなぜ。 むりやり斜面を削る必要性も無いと思うのだけども。

塩尻に定着ここからはJR東日本のエリアになるために乗務員交代そして、特急の退避。ここから終点の松本までは 車掌も乗務。乗換えがてらに塩尻から松本までの乗車券と自由席特急券を発券してもらう。

塩尻13:50→松本13:59(篠ノ井線 1011M 特急しなの11号 形式輌数未確認)

塩尻からは短い距離の特急乗車。今まで乗ってきた普通電車でも松本に行くのだけども松本到着は14:08 大糸線の松本発車は14:05で間に合わない。しかし、この特急なら13:59に松本到着で大糸線に間に合う。 ものすごく価値のある960円。

かなりの編成長の列車が塩尻に到着。自由席はけっこうな乗車率。貫通部にとりあえず立っておく。どうせ10分の 乗車やったし。ちなみに、増結なんでしょうか、指定席が1車両がら空きでした。

松本14:05→信濃大町14:55(大糸線 4231M 快速 E127系100番代4連)

松本駅に降り立つとぼぉっとしていたのか、大糸線の発着するホームとは逆方向に行ってしまう。跨線橋の階段を 下りきったところでホームに電車がいないことに気がつき周囲を見渡せば真逆の方向に大糸線の電車。 あわてて跨線橋を駆け上がり大糸線のホームまでダッシュ。とりあえず列車には間に合う。 ちなみに、駅名標なんかの写真が無いのは、このためです。
とりあえず空いていた1両目のロングシートに腰かける。

北松本では対向列車の遅れの影響で3分の延発。次の信濃大町の接続が少し心配になってくる。 大糸線の駅はこぢんまりとしたかわいらしい駅舎が数多く見れてそれはそれで楽しいかもしれない。

豊科で対向の特急列車との交換。これまた遅れが出ている。豊科を7分ほど延発

まもなく接続の信濃大町だ車内では信濃大町で接続する南小谷行きの電車はこの電車の到着を待って発車するという 旨の放送がされていた。もしこれで待ち合わせしてなかったら代行輸送になってたのだろうか。8分の遅延で信濃大町着

信濃大町14:57→南小谷15:56(大糸線 1337M E127系100番代2連 A-11編成 ワンマン)

実際には発車時刻を過ぎていたが、松本発の電車の遅れで信濃大町の駅を8分の遅れで発車。信濃大町でも2両編成の車内 座席はほぼすべて埋まった状態で南小谷へ進んで行く。なんでか空いてる2両目のロングシートに着席。
個人的にワンマン運行の列車では2両目に乗ることにしている自分。無人駅では人の出入りが無いからけっこう車内が おちついているからなんですが。あと、なぜかみなさん1両目に集中するのもその理由です。

簗場のあたりからはところどころ水面と山の景色が広がって行く。少し雲行きが怪しのが気になるところで。 南神城の駅に着くと木のポールが立っていた。入線してきたときには「かたくりの里南神城」というものが 見えていてこのあたりの山の斜面に群生しているのだろうかと思っていた。
そう思っていると違う面に「JR東日本最西端の駅」とも書いてあった。
時刻表のずいぶんと歪んだ索引地図ではすぐにわからなかったが、確かに大糸線はJR東日本で一番西側の路線だし カーブなんかの具合で一番西に飛び出している駅がここなんだろう。
ずいぶんとややこしい言い回しだなと思いつつ電車は進んで行く。

約1時間の道のりで南小谷に。南小谷の手前では線路はずいぶんとくねくねとしている。窓から少し遠くに場内信号が 見えたので、下車の準備に取り掛かる。
南小谷ではほとんどの乗客がそのまま糸魚川行きの列車に乗り換えるようだ。

信濃大町の8分の遅れはほぼ解消されての南小谷到着