新潟「鉄」あそび――ししゃもきらきら――

大形07:54→新潟08:03(白新線 8624M E127系2連 V8編成?)

朝の大形駅 さてさて、わけもなく列車に乗り続けるたび、この夏の第2弾です。前回の会津編では鶴ヶ城を見るという少し 観光めいたことをしていましたが、今回はただひたすら列車に乗り続けます。まったく意味の無いたびの はじまりはじまり。

さて、今回は新潟駅までのバス代をうかせるためというわけではないのですが大形からの出発です。当初の予定 よりもだいぶ遅れて、実家を発ちます。やはりまだ夏休み期間中なのか、お客さんは少なめ。この駅の近くに高校 があるのですがその方面への利用者はいないようで。自動改札化されているのでそうそう仕事はなかろうけども委託 さんも少しヒマそう。前回押し損ねられた場所に鋏を入れてもらう。高校の頃にはまさか大形で入鋏することは無い と思っていたのに。
ところで、近距離券以外の発券はできんのか。POS端末ぐらい入ってそうな気がするんだけども。

跨線橋をわたり、新潟方面のホームへ。しばらくすると新潟行きの特急いなほが通過。

いなほが通過した後くらいから乗客が続々と。自分の母校の制服を着た人もけっこういました。そっか、もう講習 が始まってるものね。少し懐かしい気分になる。あの頃は何にも考えることがなくって楽でしたわ。
今はそれ以上に何にも考えてないのだけれども。

偽ATOSな放送が流れて阿賀野川橋梁をわたりぐねっとカーブをきり8624Mが大形に入線。E127の2連というのは確かなの だけども、何編成かは忘れた。V8かV7だったと思うのですが。

ピンポーンピンポーンと相変わらずうるさいくらいのドアチャイムが響いてドアが閉まる。2両編成はこの時間帯 にしては短いのだけども、学休期なんでそれほど混んでいるわけではない。あと新崎始発だし。 これで学校始まったらすっごい混むんだろうなぁ。115の5連なんかでも積み残し続発ってことがあるらしいし。 高校の友人が、ラッシュ時の山手線が新潟より空いてて驚いたって言ってたっけ。
しかしこの列車、いいかげん定期列車に昇格してもよいような気が。ずいぶんと昔からこれ臨時列車での設定が あったと思うんだけどなぁ。

東新潟でさらに乗客をのせ終点新潟へ。

新潟08:39→米沢11:47(白新・羽越・米坂線 3822M 快速べにばな2号 キハ58-1022+キハ28-2371)

発車案内 この時間快速が多数 快速べにばな2号新潟入線 このあと幕は快速に直った とりあえず改札を出て、駅前のコンビニでお茶と朝食を買う。駅に掲示してある時刻表を見てべにばなの発車番線を 確認。2番線か。ふたたび万代口の改札を通る。

先に2番線を発車する快速あがの、普段の平日はこうなのか、先週とは違いずいぶんと少ない乗客で新潟を発っていった。 この快速あがのが発車してしばらくすると、白山方から2両編成の気動車が入線。
新津でちらっと見たけど最近塗りなおしたのか、ずいぶんとキレイで。しかし助士側のワイパー、そこまで塗るか?

阿賀野川橋梁。この先日本海へと注ぐ 快速べにばなは定時に新潟を発車。かなり車齢を重ねた気動車とはいえ、白新・羽越線内は特急並みの停車駅数。 さっき来た道のりをエンジンの音をうならせ駆け抜ける。

阿賀野川橋梁を越えたあたりで、ブレーキ。新崎で特急と交換のため運転停車。白新線はこれから単線区間に。 新崎よりも新潟方ですれ違えるようにすると新崎で運転停車しないですむのに。
まぁ、単線区間で遅延が起きたら結局新崎で停車することになるのですけども。
それより新崎で客扱いしても良いと思うんですけどねぇ…。

新崎を発車しポイントをガタガタとわたり本線に。少しの間田んぼの真ん中を走り早通を通過。このあたり 新興住宅地が駅の近くには広がっている。再び街が切れ田んぼの真ん中に。左にぐっとカーブを切ると再び 住宅地があらわれ豊栄に到着する。

豊栄駅の仮設ホーム 写真、窓の映り込みが激しいですね、すいません。
しかし仮設感があまり無いのがすごいですね葛塚…じゃない豊栄は。 ずいぶんと立派な木製の柱や梁がホームの屋根を支えている。これ自体立派な構造物だと思うのですが、駅舎の橋上化 工事が終わる頃には変わっちゃってるのだろうか。番線の表示とかはたしかに仮設の雰囲気がしますが、この雰囲気は 良いと思うのですが。
耐火性とかそういった問題で完成品ではないのでしょうけども。

新潟圏ここのところ橋上化工事しまくりやな。駅舎自体の工事が終わったのが新津駅で、現在進行中なのがこの豊栄駅 と亀田駅。そして、関屋駅も近々始まるとか言う話を聞いたし。
新津駅の工事のときも、仮設の跨線橋階段が木造だったなぁ。新潟では木で仮設するルールがあるのかしら。

でもメンテナンスの面を考えたらものすごく手間かかりませんか。仮設やのに・・・。

そんな立派な仮設ホームの豊栄を発車。しばらく続く住宅地を抜け、黒山へ。一応、貨物の専用線があるので広い 構内がある。
黒山を通過して、しばらく進むと列車は若干速度を落とす。久々に体感佐々木の大きなカーブ。大きく車両は傾斜 して佐々木駅の構内へ。そういえば、佐々木駅も気がついたら駅舎を建て替えていたんだ。
田んぼの中を駆け抜けて西新発田に。対向の普通列車と交換のために西新発田で運転停車。何年か前まで1面1線で 列車交換が出来なかったんだけども、交換設備が整いこれで白新線内は全駅が交換可能に。
交換設備がなかった頃から、2面2線の配置になってからしばらくこのあたりは田んぼしかなかった。しかしまぁ、 ジャスコが出来てたり、そのあたりで道路なんかの整備が進んでたり。ほんの数年の間にこんなに変わってるなんて。

しかし、なんでこの駅無人駅にしとくかね。それが不思議。昔みたいに田んぼしかない時代ならともかく、 今みたいに多くの利用者がある場合は自動改札と駅員配置しといたほうが良いと思うんだけど。委託でも。
小人運賃で乗ってきてる中学生、むしろ無札のとかたくさんいるって。いや、高校に通ってても そんなことするのだっていかねんな。そこで厳格に規則を適用。新発田発の列車だったらあんまり意味が 無いかもしれんけど、村上始発の列車ならすごいぞ。
ぶれぶれ金魚台輪@新発田 村上から西新発田までの正規運賃、そしてその2倍の割増運賃。えぇ、650円の3倍だからこれで1950円。白新線 の売り上げが一時的にすごい伸びるかも。特に新発田管内の。
(吉田発の越後線経由できたやつなんかもっとすごいか、割り増し適用で3330円。設定ほとんど無いけど)
とりあえず、これだけ非道なことしたら運賃をごまかそうとするのはいなくなるか。
もっと大きなものを失いかねんが。

そんなことを考えてる間に白新線の始点新発田へ。祭りのシーズンということで、駅には金魚台輪が。うーん 白新線だけでこんなに…。

新発田より先は羽越線に合流。新発田を出てしばらく行くと加治川をわたる。加治川といえばずいぶんと昔 SLを見に来たことがある…はず。(本当にうっすらとした記憶)

しばらくは田んぼの真ん中を一直線に。新潟県内、海のすぐそばを通る区間もあるし、山間の中を進んで行く区間も あるのだけども、ほとんど平野の中は田んぼの真ん中。けっこう単調なんですよね…。さすがにしばらくすると飽きて きてしまうのは仕方が無いか。

金塚から中条は単線区間。このあたり羽越線は東海道線ほどではないにしても、結構な量のカモレが走ってる はずだからなかなかスジ引くのも大変だったんだろうなぁと思ってしまう。
ちなみに羽越線酒田以南は金塚―中条、平林―村上、羽前大山―藤島が単線。とくに鶴岡は信号所に挟まれてます (新津よりに西鶴岡、酒田よりに幕内)

中条。近くにクラレの工場があり貨物の扱いがある。進行方向左手にクラレの工場を見ながら胎内川をわたる。 築堤をのぼっていくとたくさんの貨車が留置されているのが見えた。

平木田をすっ飛ばして坂町に。定着、2分ほどの停車で運転士交代。かつては機関区があった坂町。少し前までは 新津運輸区の坂町派出所があったが、数年前に廃止。ターンテーブルはやたらきれいだったが(春季に設定される ひな街道で使うんだっけか)扇状の機関庫はボロボロ。なんか夜に出てきそうなぐらい。外壁が剥がれ落ちていたり してた。自分が最後に見たときはまだ派出所でディーゼル機関車なんかもいたのに。そしてレールのはがされた 広々とした構内を見るとますます悲しい気分になる。
そんな気分も、列車にはまったく関係なく定時に発車。

荒川(非埼玉) 坂町で乗客を増やした快速べにばな。「快速」とはいえ米坂線内は各駅に停車をして参ります。(やや車掌口調)
越後大島、越後下関、越後片貝、越後金丸と停車発車をゆっくりと繰り返す。国道113号と併走をしながら列車は米沢 へと進んで行く。車窓には荒川。
県境の渓谷を越えて行く。秋は紅葉が見事だったという記憶がある。そのときは列車に乗って眺めたわけでは ないのだが。

渓谷から少し開けた土地に入ると、所々に工場が見えている。小国に到着。ここの駅にもターンテーブルがある。 もう少しきれいにしていても良い気がするのですが。
小国からもわりと多くの乗車。ものすごい山奥というイメージを持っていたのでこれほど多くの乗車があるとは 思ってもいなかった。確かに駅の周辺にはそれほど古くない住宅が建っていたり、工場が散見される。
すこし間違ったイメージを持っていたようだ。

車窓の右に左に川があらわれては消え、林の木々が視界をさえぎったり、トンネルに入り外がしばらく暗黒に 包まれたり。くねくねと山の中を古参の気動車がゆっくりと走って行く。

手ノ子の手前にあったトンネルがどうやら最後のトンネルだったようだ。盆地の中を進んで行き羽前椿に定着。 ここで4分の停車。簡易委託駅とはいえ、なかなか立派な駅舎。飯豊町の中心はこのあたりだとなんとなく感じられた。 対向の快速べにばな1号と交換。

萩生はどこにでもあるような無人駅なのだけども、ここまでが新潟支社の管内。ずいぶんと山形の中に 入っているんだけども。

萩生を発車ししばらくすると列車は右にカーブ。このあたりで山形鉄道の線路が合流する。川を渡って今泉。いまさら 言う必要もなかろうけど、山形って何か間違ってる。いや、べつに山形のすべては否定してないですよ。否定できる ほどの知識を持ち合わせておりませんから。いや、でも何かしら言いたくなる。山形鉄道「フラワー長井線」。
あと、左沢(あてらざわ)線の愛称も初めて聴いたときは何じゃそれって思いましたわ。フルーツラインて。
JRの路線愛称はちょっとって思うものが少なく無いですが。「ドラゴンレール」とか、「森と水とロマンの鉄道」とか。 もう後者なんか簡単に思い出せないもの。はぁ…磐越西線が。
今泉にて お前らんとこの「ほくほく線」は何なんだって言われそうですが。一応あれはの「北越北線」です。略して「ほくほく」 略称がそのまま正式名称になっただけですよ。 国鉄廃止→第3セクターの会社ってけっこうそういうところありますか。平行在来線ではありますけどね。いわて銀河 やら青い森やら(青森の行政は好んで使うようですが)きわめつけは、肥薩おれんじ鉄道。
北陸新幹線後の信越線と北陸線はこの先一体どうなっていくのでしょうか。北越急行の管轄になるような 気もするんですけども。でも富山県内はどうなるんだ?やっぱり別会社?それとも晩白柚鉄道…もといおれんじ鉄道 みたいに一社でまとめるか。
まぁ、整備新幹線と平行在来線は政治問題だからなんともいわれないけども。
新幹線がついに開業!とか喜んでても、結局在来線が廃止されちゃうとかありうるだろうし。

そんな(どんなっ)山形鉄道との接続駅、今泉に。こういう無駄なことばっかりつらつらと書いてるから長く なっちまうんだわね。もうべにばなだけで何行書いてるんだよこれ。レポート書いてるときはこんだけスムーズ にことは進まんぞ。んっ?かえって進んでないのか。
無駄なことを書きながら今泉。赤湯行き?の列車が停車中。SWING GIRLS仕様。

盆地の中を列車が走っていく。西米沢、南米沢と続けて停まっていく。このあたり方向感覚がよくわかんなくなる。 西だか南だかの米沢でけっこうの数が下車。最上川を渡って米沢に。
何だかたくさん新津の気動車が留置されてた。というか、いすぎじゃないか、これ。

妄想を織り交ぜつつ、べにばなだけでこんなにかいとるよ…。