新潟「鉄」あそび――会津編――

新潟08:22→会津若松10:42(信越+磐越西線 3222D 快速あがの2号 キハ110系列3連)

かつては新潟から磐越西線直通の列車がほとんどでしたが今はごく少数。そんな数少ない直通列車です。 しかも快速は今のダイヤではこれだけ、たしか昔は「あがの」2往復あったはずやねんけどなぁ。
そういえば郡山口でも快速「ばんだい」や特急「ビバあいづ」が無くなってたり。「VIVA」はともかく、 「ばんだい」はそれなりの需要があったんでないかい。
新潟口は新潟地域のパターンダイヤ導入以降か少し使いづらくなったのは。

バスを降りて、コンビニでパンを買ってから万代口改札より入場。誤入鋏ですよ。もう勘弁してくださいって。 わざわざ駅名小印だして訂正してくれましたが。

ちょっとごちゃごちゃしてから2番線へ。

平日とはいえ、思いのほか多くの方の乗車。いつもこれくらい乗っててくれたらもう少し本数が多いんだろうけれども さすがに過疎地域の路線にそんなことを求めるのはいかんのやろうか。 新潟発車前の快速あがの

えー、言うまでもなく車両は新津運輸区のもの。キハ110系列。編成は
新潟←キハ110-211+キハ112-202+キハ111-202→会津若松
ちゃんと確認して無いからなんとも言えないのだけれども、もしかして新潟地区で一番新しい形式ってこのキハ110系 なのでは。なんとなくの記憶しかないので、あとできちんと調べますけどもE127よりもあとになってから見た気が。
気動車で一番新しいグループなのは間違いないのですけれども。

引き戸2扉で、2+1のセミクロス。贅沢いうとやっぱり転換クロスにしてくれたほうがよっぽど良いわけですが。
肥薩線のキハ37がかなりいい車に思えてくるわ。その点だけだと。

新潟を定刻に発車後新津まではノンストップ。亀田でさえも通過する飛ばしっぷり。やっぱりあがの最高やわ。 新津に到着するとしばらくの停車。ここで運転士が交代。くわしいことはわからないですが、新津までは新潟 運輸区で、新津から先が新津運輸区なのか。新潟運輸区は電車専門とばっかり思ってたのだけども、気動車の 免許持ってる人もそりゃいるわね。

1線スルーの新関で下り2229Dと交換。副本線に対向の列車。次の停車駅は五泉。ここでは2分ほどの停車。列車の交換は無い 何でこんなに長いことと待っていたんだろとおもいつつ列車は五泉を発つ。猿和田を通過して馬下に停車。
馬下駅に到着 馬下で223Dと交換

馬下では下りの列車と交換。五泉の2分停車の意味がやっとこさわかった。時刻表じっくりみてれば考えんでも わかったんでしょうけど。馬下より先津川までは交換設備を持つ駅が無いから馬下で列車交換させるしかない その時間調整のための五泉の停車。 しかし、快速が普通列車待ちってのもどうなんだろ。
しかし、考えたら馬下来るのって中学のとき以来かも。ほとんど変わってないか。いや、全然かわっとらん。

だいたいこのあたりが平野の端でしょうか、これから先は一気に山の中に入ってきます。左手に阿賀野川が あらわれだして短いトンネル。そのすぐあとに大きな左カーブ。ここでよく写真撮ってました。
このカーブを超えるとつづいて咲花。

津川で2231Dと交換 咲花を越えるとますます山岳路線の雰囲気が出てくる。咲花を立つとすぐにトンネル。ところどころトンネルの 切れ目、左側には木々の間から阿賀野川が見える。こういうところの保線ってどうやっているのだろうか。 そんなことが気になってしまうのはやっぱり変か。ここ数日の雨のせいかかなり土色に濁っている。

東下条、五十島を通過。トンネルの合間に田んぼが出たり、逆にここはさすがに人居らんわねと思えるほどの 山奥を行ったり。
トンネルを抜けたら阿賀野川を渡り右にカーブ。三川に到着。ここから続いて津川、鹿瀬と停車。
三川からしばらくは阿賀野川の右岸を国道と一緒にさかのぼる。右手には川、左手にはすぐに山が迫っている。 麒麟山が見えてくると程なく津川に停車。津川では津川始発の2231Dと交換。
津川を出てしばらくすると30km/h制限の区間に入る。ゆっくりと進んで行き鹿瀬に停車。

ほんとどうでもいいのだけれども、この前九州に行っちゃったものだから、こういう路線は九州だったら どうなるのか考えてしまうわけで。たぶん、この快速あがのは特急に格上げになる。このあたりはB特急区間になって。 運転は郡山あるいはいわきまで直通。もしかしたら郡山から福島あわよくば仙台。
車両はこのキハ110で。かつての秋田リレーみたいなかんじに。列車の愛称はもちろん「南東北横断特急」で。
ちなみに車両のカラーリングは九州がコーポレートカラーそのまんまで赤かったから、緑系一色。うーん、それは ちょっと、いやいや、かなり気持ち悪いな。
しかし新潟人にとってはこの「東北」というのがものすごい拒絶されるかもしらんけど。(でも実際阿賀北あたりから東北 だと思う)

豊美を通過し、福島県内へ。徳沢の手前ポイント制限の減速。225Dと交換。いまさら工事のしようが無いけども、 やっぱり一線スルーの形状になるとずいぶん速度が上がるんだろうけども。まぁ、快速が1往復しかない中でそんな 工事をされても。(週末に快速がもう1往復増えますが、SLなんで速度とかいう問題はないし)

上野尻をすぎると川から少し離れる。見渡す限り田んぼが広がり、列車はこのあたりで一気に速度を上げる。信越線 区間以来じゃないかね、こんだけの速さでてんのは。
山都鉄橋通過 と思えども、それほど長い区間この速さで走ってるのではなくすぐに野沢に。

野沢からはかなりの乗車。ぽつぽつと座っていた席がほとんど埋まったよう。これから東京なんか戻る人が多いのか 大きな荷物を持っている人が多く見られた。
尾登を通過すると荻野、山都、喜多方と続いての停車。山都は新潟支社最後の駅で、保線の設備か何かがあった。会津 デスティネーションキャンペーンのCMの最後のカットでちらっと映る鉄橋を通過する。
やっぱり上から見たところじゃそのものかどうかわからんね。

荻野も山都も乗客をさらに積んでからの発車。
喜多方からは仙台支社のエリア。ここから郡山までは交流電化の区間。まぁ、自分の乗ってるのは気動車だからそんなの 全然問題じゃないのですけども。 ここからもかなりの乗車。全線通してこれくらい乗っててくれると良いんだけども。 会津の田園風景

喜多方から会津の盆地を走り抜ける。たしかにこういう空間ならば電化工事するのは楽だわね。あたり一面緑のたんぼ 遠く山並みにはぽつぽつと町が広がっている様子が見える。列車が通過するときにおきた風で稲がサーっと揺れていく。 山にかかったもこもことした雲はもうお盆も終わりなのに、まだまだ夏だと主張しているようだった。

塩川に停車したあと終点の会津若松へ。