若松駅前→鶴ヶ城北口(会津バス路線バス 15系統?循環飯盛山先回り若松駅行き)
只見線の発車まで2時間ほどの時間があるので若松をちょっとだけ回ることに。
若松の駅をでる。駅舎を見ればまぁ、城下町ありがちなデザインでちょっとがっかり。そういえば肥薩線の人吉は
駅前の時計が明らかにお城だったっけか。各地の城下町駅はこういうデザインの駅舎が多いのか。
それよりも、会津若松駅の構内の複雑さ。たしかに、会津若松で磐越西線はスイッチバックする線形だけども、只見線が
あるからこんなにややこしいことになってるんやね。
駅の前には貨物のコンテナがいっぱい。貨物の扱いあるから当然なんですがこの駅は。
駅前にはバスの乗降場があるのですが、横断歩道の無い道を横断しなければならないってのもなかなかスリリングで
楽しいでしょうな。
「ハイカラさん」とかいう観光用の循環バスが走っているそうで。どうせなら内回りだけでなくて外回りの路線も
つくってくれたほうが便利だと思うのですが。まぁ、普通の路線バス乗るから問題ないのだけれども。
バスがやってきたので乗車。あえて鶴ヶ城先回りでなく飯盛山先回りに。到着する時間は5分くらいしか変わらんし、
鶴ヶ城先回りより空いているだろうし。
やってきたのは、バスに明るくなくても全面の形状からすぐにわかってしまういすゞのエルガ。大きさからして
エルガミオといったところでしょうか。ってフロントに書いてるやんか。
なんとなく、見た目でシャーシや車体メーカーがわかるのはいすゞだけだったのですが、バス部門が日野と合併して
Jバスになってからどうなったんですか。
伝統的に日野車は入れず、いすゞが主力の新潟交通のバスはどうなるんだか。
あぁ、変な話になった。とりあえずバスに乗車。
は、初めてだこれは。2扉なのに前乗り前降り運賃後払いっていうシステムは。扉1枚ものすごくもったいなく
ないかい。乗降に時間もかかるし遅延してしまうぞ。いや、バスは時刻通りに来ないってのは仕様だということは
わかってはいるんですが。
鶴ヶ城先回りと間違えて乗りかける人多発。
内回りと外回りの列車で乗り場分ければいいのにね。
観光の方やはり多いですね、今夏はなおのことか。これから飯盛山に向かうらしい観光客のおっちゃんと、運転士の
会話に笑いそうになる。
客:「このバスって、飯盛山に行くんだよね」
運:「はいそうです」
客:「で、同じバス停から鶴ヶ城にもいけるんだよね」
運:「はい」
客:「で、鶴ヶ城を見て回って(大きな独り言)そこからまた同じバスにのれば会津若松の駅に戻れんだよね」
運:「はい、戻れます」
客:「で、1時15分の電車には間に合うかなぁ」
運:「いやぁ、それはお客さん次第ですから」
そりゃそうだ。
でも実際、こう聞かれること多いんだろうなぁ。観光にどれだけ時間かかるかは自分次第だろって言いたくなんのは。
駅の改札窓口なんかでこんなことされたくないなぁ。で、「お客さん次第ですね」って答えたら
客に逆ギレされんの。あぁ、やだやだ。
って何の話だ
それはさておき、バスは時間通りに発車。くねくねと中心市街地を通っていく。大きい車体ではないとはいえ、城下町
らしく、細い道をバスは通って行く。
飯盛山で先ほどのお客さんは下車。このあたりではずいぶんと立派な道路となる。いったん武家屋敷前へバスは進む。
ダイヤでは東山温泉行きのバスと接続できるようになっているらしい。
武家屋敷前でしばし停車の後、今来た道をしばらく逆戻りする。この後数分の乗車で鶴ヶ城北口へ。
鶴ヶ城
バスを降りてからとりあえず北出丸の方向へ歩いて行く。新潟と比べるとだいぶ涼しいように感じられる。堀ではなにか
灯篭のようなものを浮かべる作業がされていた。
北出丸に入ると道は舗装されていた。ここを通って西出丸に駐車場があるからだ。途中タクシーが通っていって少し
驚いてしまった。
北出丸から椿坂へ。本丸へと歩みを進める。
さっそく木々の間から天守閣が見えてくる。この夏2度目のお城だ。1回目、熊本城と比べれば平坦なところに鶴ヶ城は
立地をしている。きつい斜面なんかは無い。
石垣もそびえ立つというふうには感じられず、とても滑らかに造られている様に感じた。
大手門のあたりにでると天守閣が全貌をあらわす。ここの天守閣のてっぺんにはバルコニーのようなものがあり、そこへ
出られるようになっている。自分は絶対に出られないな…。
玉砂利の敷き詰められた道を鉄門の方向に向かいあるく。鶴ヶ城の壁は真っ白くとてもキレイ。
鉄門をくぐればそこが本丸。芝生がきれい。
芝生の周りをぐるっと回る。そこに天守閣への入り口がありますが、この天守閣のみに入場料というかなんと言うか
がかかります。天守閣に入ろうかと思ったのだけども、時間的にそろそろ駅に戻っておきたいのでパス。
天守閣の周りをぐるっと回って再び鶴ヶ城北口のバス停に戻る。
会津若松の駅に行くバスが来るまでもうしばらく時間がありそうだ。とりあえず日陰でぼぉっとしている。
っと、なんだかぐらっと来た。とりあえず、看板なんかから離れて電線を見るとずいぶんと波打っている。 けっこう大きなゆれで、バスを待っていた観光客と「揺れましたねぇ」なんかと話をしていると、近くの みやげ物店の人が宮城で震度6、会津は震度4だという情報を教えてくれた。 これは帰られるんだろうかと心配しているところ何事もなかったかのようにバスが来た。
鶴ヶ城北口→若松駅前(会津バス)
何事もなかったかのようにやってきたバスに乗り込む。会津若松の駅まで。市内の様子は特に何事もなかったかの
ようだった。
しかしながらさすがに、駅の構内はごちゃごちゃ。ひっきりなしに状況説明の放送がなされている。聞いてみると
会津若松周辺では全線が運転を見合わせている。郡山で接続する新幹線も全線が止まっている。会津鉄道線は現在徐行
で運行をしている
といったもの。
とりあえず、改札内に入って列車を待つことに